ITソリューション
		UNIXからLinuxへの
コンバージョンプロジェクト
		UNIXからLinuxへの
マイグレーション事例
	
	プロジェクト概要
- 業種
 - 情報サービス関連企業
 
- システムの種類
 - 情報系基幹システム
 
- プロジェクト名
 - UNIXからLinuxへのコンバージョンプロジェクト
 
- 開発期間
 - 18ヶ月
 
- 開発工数
 - 200人月
 
プロジェクトの目的
					対象となるシステムは、1990年代初頭に構築されたNCR UNIXサーバーをバックエンドに持つ、クライアントサーバー型システムである。
					このサーバーの保守期限が迫ってきたため、新しいプラットフォームへ再構築する運びとなった。
					新システムは、以下の点に主眼を置く。
				
- 現行のUNIXサーバーの保守期間が終了するまでに、新しいプラットフォームへの移行が完了すること。
 - 業務機能要件は現行システムと同様に満たされること。
 - ユーザインターフェイスをWebアプリケーション化すること。
 - 期間短縮とコスト削減を図るため、ユーザインターフェイスのデザインは現行システムを踏襲する。
但し、ユーザニーズの高い改善要望には対応すること。 - 現行システムの設計資料はほとんど存在しないため、開発と同時にドキュメントの整備を行うこと。
 
弊社の役割
- 基本方針にもとづき、現行システム資産を可能な限り活用したコンバージョンによる、システム再構築を実現いたしました。
 - これにより、基盤システムの再構築をリスクが少ない手法で実行し、プロジェクトが期限内に完了いたしました。
 - ユーザー様へのサービスレベルの向上としては、ユーザーインターフェースをWeb化することを、第1のステップとして位置付け実施いたしました。
 - Web化を行う過程で、現行システムの改善ポイントが認識でき、また現在ブラックボックス化している業務ロジックやデータ構造の知識を習得することにより、現行機能の改修や新規機能追加をスムーズに開始し、効率的に実行いたしました。
 
弊社のアプローチ
- ①クライアント側アプリケーションでは、PC上で稼働していたユーザインターフェース部分のみをWebアプリケーションとして新規開発しました。
 - ②それ以外のテクノロジーレイヤーは、ストレートコンバージョンを行い、現行システム資産を可能な限り活用しました。
 - ③サーバー側アプリケーションは、弊社コンバージョンツールによってUNIXからLinuxへの自動コンバージョンを実施し、自動化率99%という大幅な省力化が図られました。
 - ④Sybaseでは、バージョン11からバージョン15へコンバージョンを行う直接パスが存在しないため、バージョン12を介する必要がありました。その工程についても自動化ツールを開発し、移行作業を省力化しました。
 
				- ①旧システムのクライアントアプリケーションは、長年の開発により、ファットなユーザーインターフェースとして複雑に作りこまれていました。
 - ②これと同等の操作性をブラウザ上で再現するため、ASP.NET(VB.NET)とAJAX技術を用いています。AJAXのライブラリーは、ExtJSを採用しました。
 - ③特筆すべき点としては、旧システムではVisual C++ Ver.5.0で開発されていたクライアント側のビジネスロジックを、Visual Studio 2008 C++に変換。
 - ④さらにマルチスレッド化することにより、Windows Server 2003のIIS7.0上にて、C#.NETで開発したUIに対するビジネスロジックとして稼働するようにしました。